Flutter

【Flutter】FutureProviderの使い方|サンプルを用いて解説

こんにちは、テルプロです!

「FutureProviderの使い方がわからない」とお悩みではないでしょうか?

テルプロ

本記事ではそんな悩みを解決していきます!

本記事を読むことで
  1. FutureProviderの使い方をサンプルで理解できる
  2. コードを公開しているので、自分の環境で確かめることができる

FutureProviderの使い方【サンプル】

事前準備

パッケージをインストール

今回使用するパッケージは以下の通りです。

dependencies:
  flutter:
    sdk: flutter
  flutter_riverpod: ^1.0.3

dev_dependencies:
  flutter_test:
    sdk: flutter

プロジェクト構成

リポジトリ構成

完成イメージ

今回実装するアプリは、中央にある表示されている値を「FutureProvider」で取得するというだけのシンプルなアプリです。ボタンを押すと、状態が更新されます。

「FutureProvider」を用いてこちらのアプリを作っていきましょう!

ソースコード

main.dart

import 'package:flutter/material.dart';
import 'package:flutter_riverpod/flutter_riverpod.dart';

void main() {
  // ProviderScopeでラップする
  runApp(const ProviderScope(child: MyApp()));
}

class MyApp extends StatelessWidget {
  const MyApp({Key? key}) : super(key: key);

  @override
  Widget build(BuildContext context) {
    return MaterialApp(
      debugShowCheckedModeBanner: false,
      title: 'FutureProvider',
      theme: ThemeData(
        textTheme: const TextTheme(bodyText2: TextStyle(fontSize: 50)),
      ),
      home: HomePage(),
    );
  }
}

// FutureProviderの作成 (単一のデータを非同期で取得する)
final futureProvider = FutureProvider<dynamic>((ref) async {
  await Future.delayed(const Duration(seconds: 3));
  return 'Hello World';
});

// FutureProviderを作成すると「AsyncValue」オブジェクトを生成できる
//「AsyncValue」は非同期通信の通信中、通信終了、異常終了処理をハンドリングしてくれるRiverpodの便利な機能のこと

class HomePage extends ConsumerWidget {
  @override
  Widget build(BuildContext context, WidgetRef ref) {
    // AsyncValueオブジェクトを取得する
    final asyncValue = ref.watch(futureProvider);
    return Scaffold(
      appBar: AppBar(title: const Text('Hallo World')),
      floatingActionButton: FloatingActionButton(
        child: const Icon(Icons.refresh),
        onPressed: () {
          // 状態を更新する
          ref.refresh(futureProvider);
        },
      ),
      body: Center(
        child: asyncValue.when(
          error: (err, _) => Text(err.toString()), //エラー時
          loading: () => const CircularProgressIndicator(), //読み込み時
          data: (data) => Text(data.toString()), //データ受け取り時
        ),
      ),
    );
  }
}

大変お疲れ様でした!以上でアプリは完成です!

今回ご紹介したアプリ全体のソースコードはこちらです。

よろしければ、ご参考にどうぞ。

GitHub:https://github.com/terupro/future_provider_sample

まとめ

今回は「FutureProviderの使い方」を解説しました。

FutureProviderを使うことで、単一のデータを非同期で取得することが出来ます。良ければ上記のコードを参考に、色々と試してみてください。

▼その他の主要なProviderについても解説しています。

StateProviderの使い方

StateNotifierProviderの使い方

FutureProviderの使い方

StreamProviderの使い方

Flutterの効率的な勉強法についても解説しています。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!

参考文献
ABOUT ME
テルプロ
東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。メインはモバイルアプリ開発。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に励んでいます。 監修実績(レバテックフリーランス
Flutter関連の書籍を出版しました!